カドメーター
文章の『当たりの強さ(角=かど)』を0〜100で採点する新チェッカー。校正でも炎上ワード検出でもなく、相手にキツく/冷たく伝わる度合いを測り、命令調・断定・詰問・突き放しなどトゲの箇所をハイライトして、クッション言葉入りのやわらかい言い換えを提案する。
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送る前のメッセージを貼り付けると、その文章の「当たりの強さ(角=かど)」を0〜100で採点するツールです。誤字や敬語の正しさを見る校正でも、差別語を探す炎上チェックでもなく、相手にキツく/冷たく伝わる度合いだけを測ります。催促のメール、レビューへの返信、ちょっと感情が入ったチャットなど、送信ボタンを押す前に一度立ち止まりたい場面のために作りました。
こんなときに使う
- 返信が来ない相手への催促メールが、詰問に見えていないか確かめたいとき
- 低評価レビューへの返信を書いたが、反論が強すぎないか判断したいとき
- 深夜に書いた業務連絡を、翌朝送る前に温度感だけ確認したいとき
- 断りの文面が、事情を書かずに切り捨てる形になっていないか見たいとき
使い方
- テキスト欄にメッセージを貼り付けるか入力します。入力と同時に採点されます。
- 上のメーターで「かどスコア」と5段階のバンド(まろやか/やわらかい/ふつう/ちょいトゲ/トゲトゲ)を確認します。
- 「トゲの内訳」で、どのカテゴリが何箇所出たかを見ます。
- 「どこがトゲか」の欄で、波線が引かれた箇所にポインタを合わせると理由が出ます。緑の下地はやわらげ表現です。
- 「やわらげのヒント」に出た言い換え案を参考に本文を直し、スコアの変化を見ます。
- 試すだけなら上部の例文ボタン(催促のメール/レビューへの返信/やわらかい依頼)から読み込めます。
仕様と機能
判定は8つの「角」カテゴリと、1つの「やわらげ」カテゴリで構成しています。
| カテゴリ | 検出している表現の例 |
|---|---|
| 命令・要求 | しろ・やめろ・答えろ/〜なさい/今すぐ・至急・さっさと |
| 断定・決めつけ | 絶対・当然・普通は・に決まってる/〜べきです・〜はずです |
| 詰問・圧 | なぜ・なんで・どうして/〜ないんですか/ですよね?・じゃないですか |
| 全否定 | 一切・まったく・二度と/話にならない・論外・意味不明 |
| 突き放し・冷たさ | 以上です/知りません・関係ありません・自己責任/無理です・お断りします |
| 強調・煽り | !!・??/(笑)・ww/。。。・…… |
| 二人称の直撃 | お前・貴様/あなたは・あなたが・そちらのミス |
| 皮肉・嫌味 | さすがに・いい加減・はっきり言って/〜ですけど?/そんなことも・それくらい |
| やわらげ(減点) | 恐れ入りますが・差し支えなければ/いただけますか/ありがとうございます・承知しました/かもしれません |
スコアの出し方はこうです。各ルールの重み(0.5〜1.7)にヒット数を掛けて合計しますが、同じルールの加点は最大3ヒットまでで打ち止めにします。やわらげ表現は最大4ヒットまで加算し、その6割を角の合計から差し引きます。残った値を「空白を除いた文字数÷30」で割って密度にし(この除数は1〜6の範囲に制限)、100×(1−exp(−密度/0.9))で0〜100に変換します。バンドは15以下がまろやか、35以下がやわらかい、55以下がふつう、75以下がちょいトゲ、それより上がトゲトゲです。
処理はすべてブラウザ内の正規表現で完結する決定論的な判定で、辞書サーバーも外部APIも使いません。入力した文章はどこにも送信されず、保存もしていません。
作るときに決めたこと
いちばん時間をかけたのはスコアの正規化です。単純にヒット数を足すだけだと、丁寧に書かれた長文が短い一言より高得点になってしまいます。かといって文字数でそのまま割ると、長いメールに紛れ込んだ強烈な一言が薄まって消えます。折衷案として、正規化に使う長さの単位に上限(30文字×6=180文字相当)を設け、それ以上長くなっても薄まらないようにしました。指数関数を挟んでいるのも同じ理由で、角が積み上がるほど伸びが鈍り、100に張り付きにくくなります。
同じルールの加点を3回で打ち切るのは、「なぜ」を5回書いた文が「なぜ」を3回書いた文と極端に差がつくのを避けるためです。同様に、やわらげ表現も4回で頭打ちにしました。上限を付けないと、末尾に「よろしくお願いいたします」を並べるだけでスコアを下げられてしまいます。
意図的に外したものもあります。差別語・不快語のリストは持たせていません。そこは炎上チェックの領域で、目的が違うからです。文章を自動で書き換える機能も入れませんでした。角のある表現は、多くの場合その人が意図して選んでいます。勝手に直すのではなく、どこが・なぜ角なのかを示して判断を本人に返す形にしています。ハイライトが重なった場合は先に始まったスパンを優先し、後ろは捨てる単純な処理にしました。重なりを厳密に分割すると1文字ずつ色が割れて読めなくなるためです。
注意点
- ルールベースの目安です。同じ言葉でも、相手との関係性や前後の文脈で受け取られ方は変わります。最終判断はご自身でお願いします。
- 正規表現による表層の一致で判定するため、皮肉の意図がない文にヒットしたり、逆に婉曲な圧を見逃したりすることがあります。
- 日本語の文章を前提にした辞書です。英文や記号だけの文章は正しく採点できません。