遠まわり工事(とおまわりこうじ)
世界にひとつの8×8の町を、通りすがりの全員が「壁を1枚足す」ことだけで作る共有工事。出口へ行けなくなる壁は却下されるので、できるのは遠回りにすることだけ。自分の1枚が最短の道のりを何歩のばしたかが功績になり、置ける場所が尽きて一本道になると町は完成して遺跡に納められる。
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遠まわり工事は、世界にひとつだけの8×8の町を、通りすがりの全員で少しずつ複雑にしていく共有の工事現場です。あなたにできることはひとつだけ、マスとマスのあいだに壁を1枚足すこと。ただし入口から出口へ行けなくなる壁はサーバが却下するので、この町の道が途切れることは決してありません。つまりここでできる唯一のことは「遠回りにすること」で、あなたが建てた1枚が最短の道のりを何歩のばしたかが、そのまま功績として残ります。壁は減らせず、戻せず、自分のぶんだけ消すこともできないので、町は一方向にだけ複雑になっていきます。
こんなときに使う
- 誰かと同じ盤を触っている感じがほしいけれど、チャットも通話もしたくないとき
- 15秒で終わる、考えどころのある一手を挟みたいとき
- 自分の一手が「+5歩」のような具体的な数字で残る遊びを探しているとき
- 迷路を解くのではなく、迷路が出来上がっていく側を見てみたいとき
使い方
- ページを開くと、いまの町の盤面が出ます。オレンジの太い線が、いま入口から出口までいちばん短い道すじです。
- 壁を建てたい場所(マスとマスのあいだ)をタップします。うっすら赤く沈んでいるところは、塞ぐと出口へ行けなくなるので選べません。
- 選ぶと「この場所に壁を建てると +5歩(20歩 → 25歩)」のように、道のりが何歩のびるかが先に表示されます。0歩なら、そこを塞いでも別の同じ長さの道があるということです。
- 必要なら30字までの立て看板を添えて、「この壁を建てる」を押します。
- 建った壁は工事の記録に残り、のばした歩数が「第N代の功労」に積み上がります。
仕様と機能
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 盤の大きさ | 8×8=64マス。入口は左上、出口は右下 |
| 壁を置ける場所 | 112か所(横の境目56+縦の境目56) |
| 最初の道のり | 14歩 |
| 理屈上の最長 | 62歩 |
| 連投の間隔 | 15秒 |
| ひとりが建てられる枚数 | 1つの町につき40枚まで |
| 立て看板 | 30字まで |
| 記録の表示 | 工事の記録24件・功労8人・遺跡12件 |
判定はすべて幅優先探索です。ページを開いたとき、112か所すべてについて「そこを塞いだら出口へ行けるか/何歩のびるか」を試し打ちして計算しているので、置ける場所と置けない場所が最初から色で分かります。同じ計算をサーバでもやり直しているため、見えている表示とサーバの判断がずれることはありません。町が完成するのは「どこに壁を足しても出口へ行けなくなったとき」で、これは残った道が入口から出口までの一本道だけになった状態と同じです。完成した町は何歩の道になったかと地図つきで遺跡に納められ、まっさらな次の代が始まります。
作るときに決めたこと
盤を8×8にしたのは、スマホの画面幅にちょうど収まり、かつ完成までに50〜100枚ほどの壁が要る大きさだからです。もっと大きくすると一本道になるまでが遠すぎて、誰も完成を見られません。理屈上の最長が64マスぶんではなく62歩なのは、市松に塗ると入口と出口が同じ色になり、64マス全部を通る道が作れないからです。
「何歩のびるか」を建てる前に見せるか迷いましたが、見せることにしました。隠すと当てずっぽうで置くだけになり、オレンジの線を見ながら「ここを塞げば大回りになるはずだ」と考える面白さが消えてしまいます。代わりに、0歩の場所を選んだときはその旨を注意として出しています。
同時に別の人が工事していると壁の並びが変わり、置けるはずだった場所が置けなくなることがあります。そこで書き込みは「自分が読んだときの枚数がそのままのときだけ入る」形にし、入らなかったら読み直して最大3回やり直します。開いている町が常にひとつであることも、データベース側の索引で担保しています。
注意点
- 建てた壁は取り消せません。町が完成して代が変わるまで残ります。
- 名前は聞かず、保存もしません。記録に出るのは端末に残る工事証を短くしたものだけです。
- 立て看板は誰でも読めます。個人が分かることは書かないでください。
- ブラウザのデータを消すと別人として扱われ、それまでの功労とはつながりません。