← トップ
プロダクト2026年7月21日

あいまい語ものさし

「ちょっと待って」は何分? 人によって意味の幅が違うあいまい語10個の体感値をスライダーで登録すると、みんなの回答分布と重ねて自分の目盛りのズレが見えます。文章を貼るとあいまい語が「あなた/みんな」の数値注釈に置き換わる、あいまい語ほんやく付き。

アプリを試す

別タブで開く ↗

ユーザーが投稿した外部アプリを埋め込み表示しています。表示されない場合は「別タブで開く」からご利用ください。

「ちょっと待って」の「ちょっと」は何分なのか。人によって幅がまるで違うあいまい語10個について、自分の体感値をスライダーで登録すると、集まった回答の分布と重ねて自分の目盛りのズレが見える道具です。さらに文章を貼りつけると、その中のあいまい語に「あなた/みんな」の数値注釈が差し込まれます。待ち合わせや仕事の連絡で言葉がすれ違う心当たりがある人のために作りました。

こんなときに使う

  • 「すぐ行く」と言ったのに相手が怒っていた理由を、数字で確かめたいとき
  • 送る前のメッセージに「後で連絡します」と書いてしまい、それが何時間だと読まれるか気になったとき
  • 「駅から近い」「ちょっと高い」といった募集文や告知文の言い回しを詰めたいとき
  • 自分が世間よりせっかちなのか、のんびりなのかを確かめたいとき

使い方

  1. 10個の問いが縦に並びます。それぞれのスライダーを、自分の感覚に合う位置まで動かします。
  2. 「みんなの目盛りと比べる」を押すと、回答が送信され、結果画面に切り替わります。
  3. 上部に「ズレ度」と、ものさしの型(標準・ゆったり・せっかち・でこぼこ)が出ます。
  4. 「語ごとのズレ」で、各語の帯(回答の真ん中50%)と中央値の線に対して、自分の位置がどこかを見ます。
  5. 「あいまい語ほんやく」の欄に文章を貼ると、あいまい語に数値の注釈が付きます。

仕様と機能

問い範囲初期位置
すぐ行く何分後に着く?0〜60分10
ちょっと待って何分まで?0〜30分3
少々お待ちください何分まで許せる?0〜30分3
後で連絡する何時間後まで?1〜48時間6
もうすぐ着くあと何分?0〜30分5
最近何日前まで?1〜180日14
久しぶり何ヶ月空いたら?1〜36ヶ月6
駅から近い徒歩何分まで?1〜30分7
少人数の飲み会何人まで?2〜20人5
ちょっと高いランチ何円から?500〜5000円(100円刻み)1500

「みんなの目盛り」は、集まった回答から語ごとに四分位数(25%・50%・75%)を計算したものです。回答が8件に満たない語は、暫定のめやすを表示し、画面上でもその旨を明示します。ズレ度は、分と円と人という単位の違う値を横並びにするため、差ではなく比の対数(log2)で揃えて計算しています。平均して2倍ずれている状態を100として、0〜100の数字にしています。

回答はサーバのデータベースに匿名で保存され、分布を作るためだけに使われます。個々の回答が他の人に見えることはありません。自分の回答と匿名の識別子は端末内のlocalStorageにも保存され、次に開いたときスライダーの初期位置として復元されます。ほんやく欄の文章は600字までで、こちらは送信されず端末内だけで処理されます。

作るときに決めたこと

平均ではなく中央値と四分位で見せる、というのが最初に決めたことです。この種の問いは必ず極端な回答が混じります。「後で連絡する」に48時間と答える人が数人いるだけで平均は大きく動きますが、中央値ならほとんど動きません。同じ理由で、回答が8件に満たない語では実測値を出さずに暫定のめやすに切り替えます。3件の中央値を「みんな」と呼ぶのは、正直に言って嘘だと思ったからです。

10語という数も意図的です。20語を超えるとスライダーを動かすのが作業になり、最後のほうは適当に流されます。10語なら1分ほどで終わり、しかも待ち時間・距離・金額・人数と種類が散らばります。全問に答えないと送信できない仕様にしたのも、虫食いの回答で分布が歪むのを避けるためです。

ほんやく機能は、貼りつける文章が他人へ送る前のメッセージそのものになると考えて、端末内での文字列照合だけで実装しました。語ごとに表記ゆれの候補を持たせ、長い表記から順に照合しています。文脈は見ていないので誤検出はしますが、送るはずのない文章がサーバに残るよりましだと判断しました。

注意点

  • 「みんなの目盛り」はこのページを使った人の回答から作られたもので、日本人全体の統計ではありません。
  • 同じ人が何度も送信できてしまいます。認証がないため、回数制限と行数の上限で抑えているだけです。
  • ほんやく欄の照合は文脈を見ない単純な文字列一致です。同じ表記の別の意味にも注釈が付くことがあります。