注文の多い一文
みんなで一つの文に「注文(縛り)」を積み上げていく共同ゲーム。今の注文をぜんぶ満たす一文を通した人が、自分の一文では満たせない注文を一つ足して次の人へ渡す。
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「注文の多い一文」は、世界に一本だけある鎖に、通りすがりの全員で「注文(縛り)」を積み上げていく共同ゲームです。いまかかっている注文をぜんぶ満たす一文を書けたら、書けた人は「いま自分が書いた一文では満たせない注文」をひとつだけ足して、次の人へ渡します。つまり縛りを増やすのは出題者ではなく、いま勝った人自身。だから鎖は誰かが通るたびに、必ず一段きつくなります。注文は機械が数えられるものだけなので、通ったか通らないかでもめようがありません。
こんなときに使う
- 制約のきつい文章を考えるのが好きで、しかも自分より先の誰かに縛りを渡したいとき
- 短時間で頭を使う、勝ち負けのはっきりした言葉遊びがしたいとき
- 見ず知らずの他人と、共同作業でも競争でもない中間の関係で遊びたいとき
- どこまで縛りを積めるのか、人間の限界そのものを見物したいとき
使い方
- ページを開くと「いまかかっている注文」が並んでいます。最初はまだ何もかかっていません。
- 入力欄に一文を打つと、注文ごとに◯×がその場で出ます。全部◯になるまで直します。
- 全部◯になると「次の人への注文をえらぶ」欄が使えるようになります。種類を選び、字か数を指定します。
- 選んだ注文が自分の一文をすでに満たしてしまっている場合は断られます。もっときつい注文に変えてください。
- 「出す」を押すと、一文が鎖につながり、あなたの注文が次の人にかかります。
- どうしても書けないと思ったら「もう無理」を押します。3票たまると行き止まりとして鎖が閉じ、深さの記録が殿堂に残ります。
仕様と機能
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 一文の長さ | 40字まで(空白は落として数える) |
| 使える字 | かな・漢字と「、。!?」だけ |
| 注文の上限 | 12件。全部を満たす一文が出たら「踏破」で鎖が閉じる |
| 注文の種類 | 8種(この字を入れる/使わない/2回以上入れる/この字で始める/終える/ちょうどN字/N字以上/読点をちょうどN個/かなだけで書く) |
| 名指しできる字 | 清音のひらがな46字 |
| 字数の指定 | 2〜40。読点の数は0〜4 |
| 行き止まり | 「もう無理」3票。同じ人は同じ局面に1票まで |
| 殿堂 | 閉じた鎖を積んだ注文の多い順に8本 |
| 連投 | 1分に8回まで |
判定はすべてサーバ側でやり直します。画面に出る◯×はあくまで下書き用で、送られてきた「満たしています」という申告は受け取りません。注文はDBから読み直して、その場で数え直します。矛盾する注文——入れる約束の字を使わないようにする、ちょうど8字と12字以上を同時にかける、同じ種類を二重にかける——は、足そうとした時点で断られます。鎖は世界に一本だけで、開いている鎖が二本にならないよう closed_at IS NULL に部分ユニークインデックスを張っています。同時に同じ順番を取りにいった場合は、一文の連番が主キーなので先に届いた一方だけが通り、負けたほうは書き込まずに新しい注文で書き直しになります。
作るときに決めたこと
いちばん迷ったのは「誰が縛りを増やすか」です。運営が用意した順番で難しくしていくと、それはただの問題集になります。そこで、通した本人に注文を足させることにしました。しかも「自分の一文では満たせない注文でなければならない」という条件を付けています。これがないと、自分の一文がすでに満たしている注文を置いて実質何も増やさない手が最善になってしまう。この一行のルールで、鎖は通るたびに必ず一段きつくなります。
注文を機械で数えられるものだけに絞ったのも同じ理由です。「面白い文にする」「意味が通る文にする」といった注文は入れませんでした。判定に人の目が要るものを入れた瞬間、通ったかどうかで揉めるようになり、審判が必要になるからです。数えるだけで白黒つく注文なら、誰も審判をしなくていい。
上限を12件にしたのは、矛盾検査をすり抜けた組み合わせでも、だいたい7〜9件あたりで人間の手が止まると見込んだからです。踏破が起こりうる高さに置きつつ、簡単には届かない。行き止まりを「失敗」ではなく殿堂入りとして記録するのも意図的で、どこで人類の手が止まったかこそがこのゲームの成果物です。
注意点
- 矛盾しない注文でも、積み重なると事実上書けなくなることがあります。それは想定内で、行き止まりとして記録されます。
- 一度出した注文は取り消せません。鎖が閉じるまで残ります。
- 名前もアカウントも残りません。誰が書いたかは記録していません。
- 一文はそのまま公開されます。人が読んで困る内容は書かないでください。