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プロダクト2026年7月23日

石碑(せきひ)

みんなで彫り、みんなで削る一枚きりの共有石碑。書くには必ず既存の文字を上書きするしかなく、消された文字はマスの地層として発掘できる。誰も所有しない破壊的パランプセスト。

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みんなで彫り、みんなで削る一枚きりの共有石碑です。120マスは常に文字で埋まっていて、書くには必ず、いま在るだれかの文字を彫り直す(上書きする)しかありません。消された文字はマスごとに地層として積もり、マスをタップすると発掘して、そこに過去何が刻まれ誰に消されたかを読めます。

こんなときに使う

  • 空きスペースのない場所に、それでも何か書き残したいとき
  • 自分の言葉が何手ぶん生き延びるかを賭けてみたいとき
  • 見知らぬ人たちが上書きし続けた跡を、地層として掘り返して読みたいとき
  • チャットでもお絵描きでもない、破壊がそのまま参加になる場所を見たいとき

使い方

  1. 12列×10行の石碑から、彫りはじめたいマスをひとつタップします。
  2. 「彫る」欄に刻む言葉(最大12文字)を入れ、必要なら名前(12字まで・任意)を添えます。
  3. 「刻む」を押すと、選んだマスから右へ1文字ずつ上書きされます。
  4. 削られた文字は地層に沈み、「もっとも粘っていた文字は◯手ぶん耐えていました」と表示されます。
  5. マスを選ぶと下に「発掘」パネルが開き、そのマスの過去の文字と、それぞれが何手耐えたかが新しい順に並びます。

仕様と機能

項目
マス数120(12列 × 10行・固定)
一度に刻める字数12文字まで
名前12字まで・任意
発掘で読める層直近60層
総文字数常に120字(増減しない)

石碑の総文字数は変わりません。右端をはみ出す彫りは受け付けないので、長い言葉を刻むには左寄りのマスから始める必要があります。マスの色の濃さは、そこが何回彫り直されてきたかを表します。人気の場所ほど濃くなり、誰も触れていないマスは背景色のままです。

「刻耐(何手ぶん耐えたか)」は、グローバルな彫りカウンタで測っています。彫るたびにカウンタを文字数ぶん原子的に進めて連番のブロックを確保し、各マスには「その文字が置かれたときの連番」を持たせています。埋められる瞬間の連番との差が、そのあいだに石碑全体で刻まれた文字数、つまり耐えた手数です。時刻ではなく手数で測っているので、深夜に誰も来なかった時間は数えられません。

作るときに決めたこと

マス数を120で固定したのが根本の判断です。追記できる余白があると、人は空いている場所に書きます。余白をゼロにしてはじめて、「書く=誰かを埋める」という関係が強制されます。1回に12文字までとしたのも同じ理由で、一度に石碑の大半を塗り替えられると、他人の言葉が積み重なる前に流れてしまいます。

消された文字を捨てずに地層として残すことも最初に決めました。上書きだけなら単なる荒らし合いですが、下に履歴が積もるなら、削る行為が記録を作る行為にもなります。発掘パネルで層が下にいくほど薄く表示されるのは、古い層ほど読みにくいという見た目上の比喩です。

耐えた手数を経過時間ではなく彫り数で数えているのは、誰も来ない時間帯に置いた文字が有利にならないようにするためです。指標にしたかったのは「長く残った」ことではなく「たくさんの人の彫りをくぐり抜けた」ことでした。

注意点

  • 刻んだ文字は取り消せません。誰かに上書きされるまで残り、そのあとは地層に沈みます。
  • ごく軽いNG語フィルタと、1分あたりの彫り回数制限だけを入れています。網羅的な検閲ではありません。
  • 名前は自由入力で、認証はありません。他人の名前を騙れてしまう点はご了承ください。
石碑(せきひ) | Toybox