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プロダクト2026年8月19日

きわ積み(きわづみ)

世界にたった一本しかない塔を、通りすがりの全員が積み木をひとつ置くことだけで伸ばす共有の塔。まっすぐ真上には置けないので塔は左右に振れながらしか伸びず、置く前に「この一手のあとの余裕が何mm残るか」が見える。倒した一手は最後の一手として記録に残る。

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「きわ積み」は、世界にたった一本しかない塔を、通りすがりの全員が「積み木をひとつ置く」ことだけで伸ばしていく共有の塔です。掟はひとつ、まっすぐ積んではいけない。どの一手も直下の積み木の端から12mm以上はみ出させねばならず、それでも重なりは8mm以上残さねばなりません。だから塔は左右に振れながらしか伸びず、穏やかに高くなることが構造的にできません。置く前に「この一手のあと、塔の余裕が何mm残るか」が計算されて出るので、伸ばすのも、危ういほうへ戻すのも、いま倒すのも、あなたが選んだうえでの一手になります。倒した人は責められません。その塔の段数とのべ人数と一緒に、「最後の一手」として記録に永久に残ります。

こんなときに使う

  • 見知らぬ誰かと、示し合わせずに何かをひとつ作ってみたいとき
  • 一手だけ打って立ち去れる、続きは他人まかせの遊びがしたいとき
  • 積み木がどこで倒れるのか、重心と支持区間の関係を数字で見たいとき
  • 自分の一手が全体の余裕を何mm削ったのか、はっきり知りたいとき

使い方

  1. 塔の絵を見ます。破線の縦線が塔ぜんぶの重心、赤枠がいちばん苦しい段、オレンジがあなたの置いた積み木です。
  2. 積み木の幅を「細60mm・並90mm・太130mm」から選びます。広いほど次の受け皿は大きくなりますが、そのぶん重くなります。
  3. 左右どちらへずらすかを選び、スライダーでずらす量を決めます。掟を満たす範囲だけがスライダーの端から端になります。
  4. 「置いたあとの余裕」を見ます。緑なら余裕あり、橙なら危うい、赤なら紙一重、「なし」なら置いた瞬間に倒れます。
  5. 呼び名(任意・10文字まで)を入れて「ここに置く」。倒れた場合は、その塔が記録に納められ、新しい塔がすぐ土台に据えられます。

仕様と機能

項目内容
土台幅240mm、位置は固定
積み木高さ16mm、幅60・90・130mmの三種。重さは幅に比例
はみ出しの下限12mm(直下の端から)
重なりの下限8mm
1段目土台からはみ出さない範囲ならどこでも可(真ん中も可)
連投15秒あける
上限ひとつの塔に25個、24時間で80個
積み帳直近20手
記録倒れた塔を新しい順に10本

余裕は、すべての段について「その段より上ぜんぶの合成重心が、その段の支持区間の端からどれだけ内側にいるか」を測り、いちばん小さい値を採ったものです。土台についても、塔ぜんぶの重心が土台の240mmに収まっているかを同じように見ます。これが0mmを切ると塔は倒れます。長さはすべて整数mmで、重さは幅そのものなので、同じ手の列からは必ず同じ塔と同じ判定が組み上がります。

作るときに決めたこと

いちばん迷ったのは「まっすぐ置けてしまってよいか」でした。真上に置けるなら、みんなが安全に積むだけの塔になり、余裕という数字が動きません。そこで、はみ出しの下限12mmと重なりの下限8mmを掟にしました。この二つがあると、幅90mmを幅90mmの上に置くときのずらし量は12mmから82mmの間に固定され、12mm付近で交互に振れば長く保ち、45mmを超えたあたりから一気に危うくなります。緊張が常にあり、それでも協力すれば伸ばせる幅が残る値として、この二つを選んでいます。

一方で1段目は例外にしました。土台は地面であって積み木ではないので、掟は積み木どうしにだけかかるべきだと考えたからです。掟を土台にも当てはめると、最初の一手がいきなり土台の端すれすれになってしまい、塔の始まりが不自然になります。

塔の姿はデータベースに保存していません。保存しているのは「置かれた一手(幅とずらし量)」の列だけで、読むたびに畳み込んで位置を組み直し、全段ぶんの重心を計算し直しています。一手は(塔・通し番号)の主キーで直列化していて、置く側は自分が読んだときの通し番号をそのまま添えるので、その間に誰かが置いていた手は必ず弾かれます。立っている塔が常に一本であることは、状態列への部分ユニークインデックスで担保しています。

注意点

  • 置いた積み木は取り消せません。抜くことも、動かすことも、自分のぶんだけ消すこともできません。
  • 呼び名は保存されますが、本人確認はありません。同じ呼び名の別人がいることがあります。
  • 倒れた塔はもとに戻せません。記録に段数・のべ人数・最後の一手が残るだけです。
  • 認証がないため、連投は15秒、ひとつの塔に25個、24時間で80個までに制限しています。