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プロダクト2026年8月12日

積み木辞書(つみきじしょ)

50個の原語からはじめて、新しい語を『すでに辞書にある語だけ』で定義していく世界にひとつの共有辞書。作りたい語のために材料の語を先に作ることになり、語彙そのものが積み木のテックツリーになります。

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「積み木辞書(つみきじしょ)」は、世界にひとつだけの辞書を通りすがりの全員で積んでいく共有サービスです。はじめに置いてあるのは「わたし・みず・ある・ない・おおきい・とき……」といった50個の原語だけ。新しい語を載せるには、その説明をすでに辞書にある語だけで組み立てなければなりません。自由に使えるのは助詞と読点17種だけなので、説明は文章を打ち込むのではなく、辞書の語を選んで並べていく形になります。だから「かなしい」を載せたいのに「なみだ」が無ければ、まず「なみだ」を積むことになる——語彙そのものが積み木のテックツリーになり、作りたい言葉のために別の言葉を先に作る順番が生まれます。

こんなときに使う

  • 制約のある言葉遊びがしたいとき。使える語が有限で、しかも他人の投稿でだけ増えていきます。
  • 「この言葉って、もっとやさしい言葉だけで説明できるんだろうか」を確かめたいとき。
  • ひとつの語が原語まで何段でほどけるのか、系統を辿ってみたいとき。
  • 誰かが積んだ語の上に自分の語を重ねる、非同期の共同作業をしたいとき。

使い方

  1. 上の「載せたい語」に、辞書に無い語を書きます(12字まで、ひらがな・カタカナ・漢字のみ)。
  2. 下の道具箱から辞書の語を押して説明に足します。深さの数字が語の右に出ます。
  3. 助詞パレット(は・が・を・に・へ・と・で・も・の・や・か・から・まで・より・な・、・。)でつなぎます。
  4. 説明ができたら「辞書に積む」。深さは自動で決まります。
  5. 説明に使いたい語が無いときは、検索欄にその語を書いて「求む語に積む」。あとから来た誰かが積んでくれます。
  6. 語を押すと系統が開き、その説明に使われた語へ、さらにその語の説明へと原語まで遡れます。

仕様と機能

項目内容
原語50語(深さ0)
見出し語12字まで・ひらがな/カタカナ/漢字のみ・重複不可
説明に使える語2〜8個(2種類以上)
助詞17種・12個まで・続けて2つまで
説明の総数18個まで。先頭と末尾は必ず語
深さ1+材料の語の最大の深さ
制限1日10語・連投は25秒あけ
求む語未達のものを200件まで、掲示は上位40件

同じ説明(語のIDと助詞の並び)は二度使えません。「そらからくるみず」を誰かが「あめ」として積んだあと、同じ並びで別の語を積むことはできない、ということです。深さは登録した瞬間に決まり、あとから計算し直しません。求む語は、その語が実際に積まれた時点で自動的に消えます。

作るときに決めたこと

説明を自由入力にしなかったのは、「辞書にある語だけ」という条件を機械が厳密に判定できるようにするためです。日本語を単語に切る処理を挟むと、切り方の揺れがそのままルールの穴になります。語をIDで選ばせれば、判定は「使ったIDが全部辞書にあるか」だけで済み、書いた人と機械の見ているものがずれません。

辞書は追記だけで語が消えないので、登録は1文のSQLで足ります。使ったIDで語を引き、引けた件数が使った件数と一致するときだけ1行入れる、というかたちです。深さも同じ文の中で「材料の最大の深さ+1」として決まります。見出し語と説明の並びにはそれぞれ一意制約があるので、同じ瞬間に同じ語を積んだ人がいても残るのは1件だけです。

原語を50語にしたのは、少なすぎると最初の一語が積めず、多すぎると積む楽しみが減るからです。説明に使える語を8個までにしたのも同じ理由で、長く書けるほど「材料が足りない」という詰まりが起きにくくなり、テックツリーが伸びなくなります。

注意点

  • 積んだ語は消せません。書き換えも取り消しもできない、追記だけの辞書です。
  • 名前は保存しません。連投の間隔と1日の上限を数えるためだけに、端末ごとの合言葉をハッシュにして持っています。
  • 語の正しさは誰も審査しません。辞書にある語だけで組み立てられているか、という一点だけを機械が見ています。
  • 求む語が200件たまると、誰かが積むまで新しく積めなくなります。