← トップ
プロダクト2026年7月16日

タイプ天秤

同じかな文を『ローマ字入力(PC)』と『フリック入力(スマホ)』で打つときの物理的な労力を、実際に打たずに文そのものを静的解析して天秤にかけるツール。総アクション数でどっちがラクかを判定し、QWERTY/12キーの使用ヒートマップも表示。

アプリを試す

別タブで開く ↗

ユーザーが投稿した外部アプリを埋め込み表示しています。表示されない場合は「別タブで開く」からご利用ください。

かなで書かれた文を、ローマ字入力(PCキーボード)とフリック入力(スマホの12キー)のどちらで打つほうが指の労力が少ないか、実際に打たずに文そのものを解析して比べる道具です。打鍵数やフリック数を数え上げて天秤の絵に載せ、どちらがどれだけ軽いかを百分率で出します。世の中にある同種のツールは「自分で打って速さを測る」タイピングテストばかりなので、打たずに文を評価する側を作りました。

こんなときに使う

  • スマホで長文を打っていて、パソコンを開いたほうが早いのか判断がつかないとき
  • 「フリックのほうが速い」という主張が、どの程度の文で成り立つのか確かめたいとき
  • 濁点や小文字が多い文がフリックでなぜ重いのか、数で見たいとき
  • 商品名や合言葉など、これから何度も入力される文字列の打ちやすさを検討したいとき

使い方

  1. 上のテキスト欄にひらがな・カタカナで文を入れます。既定では早口言葉が入っています。
  2. 「あいさつ」「早口」「促音・拗音」「長い文」「濁音多め」の5つの例文ボタンからも選べます。
  3. 天秤の絵が傾き、アクションが多い側(重い側)が下がります。下の文でどちらが何パーセント少ないかを読みます。
  4. 左右のカードで内訳を見ます。ローマ字側は打鍵数・指の移動距離・同じ指の連打回数、フリック側は操作数・フリック回数・濁点や小文字の追加タップ回数です。
  5. 一番下に、かな1文字ごとのローマ字の綴りが並びます。

仕様と機能

比較の軸は「総アクション数」です。ローマ字は打鍵数、フリックはタップ+フリック+濁点や小文字のタップの合計で数えます。

指標数え方
ローマ字の打鍵数各かなを一般的な最短綴り(し=si、じゃ=ja など)に展開した文字数
指の移動距離QWERTY配列の座標を持たせ、連続する打鍵間の直線距離をキー幅単位で合計
同じ指連打各キーに担当指(左右4本ずつ)を割り当て、前の打鍵と同じ指になった回数
フリックの操作数中央がタップ1回、上下左右がフリック1回。濁点は追加1回、半濁点は追加2回
かな文字数長音符を除いたかなの数

促音「っ」は次の綴りの子音を重ねる扱い(った→tta)で、母音や長音の前に来たときだけ「ltu」に確定します。「ん」は後ろが母音・な行・や行のとき、および末尾のときに「nn」と数えます。入力欄は400文字まで。カタカナはひらがなに直してから解析し、漢字・英数字・記号は無視します。

解析はすべて有限のルール表で行っているため、変換辞書も外部の通信も使いません。文字が端末の外に出ることはなく、保存もしません。

作るときに決めたこと

速さではなく「アクション数」を勝敗の軸にしたのが最大の判断です。速さを比べようとすると、その人の習熟度という測りようのない変数が入ってきます。何回指を動かす必要があるかは文だけで決まるので、誰が打っても同じ答えが出ます。その代わり、このツールは「あなたにとって速いほう」は教えません。

指の移動距離と同じ指の連打も数えていますが、これらは天秤の重さには入れず、内訳としてだけ表示しています。移動距離の1キー幅とフリック1回を同じ単位で足す根拠が無かったからです。無理に重み付けをして総合スコアにすると、その重みの正しさを説明できません。判定はアクション数だけという単純な一本に絞り、あとは材料として並べるにとどめました。

ローマ字の綴りは、複数ある打ち方のうち最短のものに固定しています。「し」を shi と打つ人のほうが多いかもしれませんが、si と shi を両方数えると比較の基準が揺れます。最短打ちを基準にすると、ローマ字側にやや有利な見積もりになります。それでも多くの文でフリック側が軽く出るのは、フリックがほぼ1文字1操作なのに対し、ローマ字は1文字に平均2キー前後かかるためです。

注意点

  • ローマ字綴りは一般的な最短打ちでの概算です。実際のIMEや入力設定、変換の確定操作、予測変換の使用によって実測は前後します。
  • 漢字・英数字・記号は数えません。かな以外を含む文では、かなの部分だけの比較になります。
  • アクション数が少ないことと、その人にとって速いことは別です。習熟度や端末の大きさは考慮していません。