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プロダクト2026年8月14日

はんぶんこ亭

世界にひとつの菓子を、通りすがりの他人どうしが「切る人」と「選ぶ人」に分かれて食べ尽くしていく店。切った人は自分では取れず、次に来た誰かが片側を持ち去る。残ったほうが切った人の腕前になる。

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「はんぶんこ亭」は、世界にひとつしかない菓子を、通りすがりの他人どうしで分けあう店です。訪れた人にできるのは「包丁を入れる」か「切ってある片方を持ち去る」かのどちらか一方だけ。自分で切った菓子を自分で取ることはできず、次に来た見知らぬ誰かが①と②のどちらかを持っていきます。そして残ったほうが、切った人の腕前としてそのまま記録されます。だから上手に二等分したくなる理由は、採点ルールではなく「他人が大きいほうを取っていく」という事実そのものから生まれます。菓子は世界にひとつきりで、切られるたびに本当に小さくなり、元には戻りません。

こんなときに使う

  • 自分の目分量がどれくらい正確なのか、点数ではなく他人の選択で確かめたいとき
  • 「分ける人が後に取る」という公平分割の古い知恵を、頭ではなく手で体験したいとき
  • 誰かが数時間前に残していった一手の続きから遊びたいとき(同時に人がいなくても成立します)
  • 何十人もの一手が積み重なってできた模様を眺めたいとき

使い方

  1. ページを開くと、いまの菓子と自分の役まわりが決まります。まだ包丁が入っていなければ「切る番」、すでに誰かが切っていれば「選ぶ番」です。
  2. 切る番のときは、菓子を横切るように指かマウスでなぞってください。2か所をたたいて線をひくこともできます。「この線で切る」で確定します。
  3. 切ると、その場で切り口の比率だけが自分に知らされます。取り分が決まるのは、次に来た誰かが選んだときです。
  4. 選ぶ番のときは、①か②を選んで「これを持ち去る」。取ったぶんが自分の取り分になり、残ったほうは次のお客のために店に残ります。
  5. 帳場・番付・食べ跡帳で、これまでの一手と結果を追えます。

仕様と機能

項目内容
菓子の形0〜100の座標にある凸多角形(頂点は最大11)
切り口の条件どちら側も、いまの菓子の10%以上
食べ尽くし残りが元の菓子の4%未満、または40手で終了
連投の間隔25秒
手数の上限ひとつの菓子で8手、24時間で30手
独り占め誰も選びに来ないまま10分たった切り口だけ、切った本人が取れる
番付3手以上で掲載、上位8人まで
食べ跡帳直近6個の菓子

凸多角形を直線で切った断片はかならず凸多角形になります。これを利用しているので、何度切り分けても「切り口の左右=ちょうど2つの塊」であることが保証され、面積も多角形のまま厳密に出せます。面積の計算はすべてサーバ側で行い、ブラウザから送られてくるのは線の2点と、選んだ側だけです。同時に人が来たときは、切るほうは(菓子, 通し番号)の主キーで1本に絞られ、取るほうは「まだ誰も取っていない」を条件にした更新なので、ひとつの切れ端に二人がぶら下がることはありません。

作るときに決めたこと

切り口をどちらも10%以上に限ったのは、端を薄く削ぐ手を封じるためです。1%だけ削る一手を許すと、選ぶ人は迷わず大きいほうを取るだけになり、菓子もほとんど減りません。10%という下限があると、切る人はかならず「相手に取られてもいい大きさ」を差し出すことになります。

切った直後に、その人にだけ切り口の比率を知らせています。取り分が決まるのは他人が選んだときですが、自分の目がどれだけ狂っていたかはその場で分かったほうが、次の一手が上手になるからです。逆に、切る前の比率は絶対に表示しません。目分量で二等分する遊びが成り立たなくなるためです。

4%という終わりの線は、それ以下だと切っても左右の差が目で見て分からなくなるあたりに置きました。食べ尽くされた菓子は、誰がどの欠片を持っていったかの跡がそのまま模様になった一枚として食べ跡帳に残ります。

注意点

  • 名前は保存しません。ブラウザごとの合言葉から作った短い符丁(客#xxxx)だけが残ります。
  • 一度入れた包丁も、持ち去られた欠片も、取り消せません。
  • 菓子の形はブラウザに届いているので、その気になれば面積は計算できてしまいます。目分量で遊ぶ店だと思ってください。
  • ブラウザの保存領域を消すと符丁が変わり、それまでの取り分や腕前とはつながらなくなります。