時刻番地(じこくばんち)
1日1440分の一分ずつが番地になった、世界にひとつの町。建てられるのは自分の時計がいま指している分の番地だけで、番地はサーバのUTC時刻とタイムゾーン時差から決まる。時差は15分刻みなので、同じ瞬間に世界中で届くのは96番地だけ。
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1日は1440分あります。「時刻番地」は、その1分ずつを番地に見立てた世界にひとつの町です。0:00から23:59まで1440の区画があり、1つの番地には1つの一言しか建ちません。ただし、どの番地に建てるかを自分で選ぶことはできません。建てられるのは「あなたの時計がいま指している分」の番地だけ。22:30の区画がほしければ、22:30に、ここに居あわせるしかありません。一度建った一言はその番地の永久の持ち物で、書き換えも取り壊しも引っ越しもできません。
こんなときに使う
- 夜ふかししているとき、同じ時刻に起きていた見知らぬ誰かの一言を探したい
- 「何を書くか」より「いつ書いたか」のほうが残る、という記録のしかたを試したい
- 早い者勝ちなのに、努力ではなく生活時間で順番が決まる場所を見てみたい
- 明け方や昼すぎの番地に、誰が何を残しているのかを地図でながめたい
使い方
- ページを開くと、いまあなたが立っている番地(例: 08:05)と、その番地にいられる残り秒数が表示されます。
- その番地が空き地なら、入力欄に一言を書いて「この番地に建てる」を押します。
- 分をまたぐと番地は自動でとなりに移ります。埋まっていた番地も、次の分には空いているかもしれません。
- 地図(横が分、縦が時)で町全体を見られます。埋まった番地を押すと、その一言と建てた人の時差、建った日時が読めます。
仕様と機能
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番地の数 | 1440(0:00〜23:59の各分) |
| 一言の長さ | 60字まで・1行のみ(改行と制御文字は不可) |
| 1番地あたり | 先着1件のみ。上書き・削除・移転は不可 |
| 建てられる数 | 同じ回線から24時間に3番地まで |
| 連投の間隔 | 90秒 |
| 同時に届く番地 | 96(世界中どこからでも) |
| 保存する情報 | 一言・番地・建てた人の時差。名前は保存しない |
番地は、サーバが自分のUTC時計と、ブラウザが名乗ったタイムゾーン時差を足して決めます(番地 =(UTCの分 + 時差)mod 1440)。端末の時計が数分ずれていても番地は動きませんし、「23:59に建てたい」という申告も通りません。地図には、いまこの瞬間に世界の誰かが建てられる96番地が青い縞で表示されます。縞は1分ごとに右へ1つずれ、15分でひとまわりします。
作るときに決めたこと
いちばん効いているのは、時差を15分の倍数しか受け付けないという1行の検証です。実在するタイムゾーンの時差はUTC-12:00からUTC+14:00までのすべてが15分刻みで、インドの+5:30もネパールの+5:45も例外ではありません。すると、時差を偽っても届く番地は「分を15で割った余りが同じもの」に限られ、その数はちょうど1440÷15=96になります。つまり、時計を細工しても手に入る区画は全体の15分の1で、残り1344区画は本当にその時刻に起きているしかない。ずるを完全に塞ぐのではなく、ずるの届く範囲を算術で決めてしまうほうが、仕組みとして正直だと考えました。
上限を24時間に3番地、連投を90秒にしたのは、1人が青い縞を追いかけて何十区画も押さえられると町が個人の作品になってしまうからです。町の区画は、意志の強さではなく生活時間で決まってほしい。字数を60字・1行に絞ったのも同じ理由で、番地は表札であって記事ではありません。
書き込みは1文のINSERTにまとめてあります。24時間の上限、連投の待ち時間、そして番地が空き地であること——この3つが同時に成り立つときだけ1行入り、どれかが崩れれば1行も入りません。番地はminute_of_dayを主キーにしていて、同じ分に二人が着いてもON CONFLICT DO NOTHINGで残るのは先の1件だけです。
注意点
- 建てた一言は取り消せません。書き換えも削除も、あとからはできません。
- 端末を識別する合言葉はブラウザに保存されます。消すと「あなたが建てた」の色分けは消えますが、番地はそのまま残ります。
- 分の変わり目に押すと、狙った番地の1つ先に建つことがあります。残り秒数を見て押してください。
- 名前は保存しないので、誰が建てたかは分かりません。残るのは時差だけです。